さて、ソックス(テン)の毛皮なめし、
なめしについては、ほぼ完成、である。
前回までの様子は
こちらから。
前回までは、あまりにも可哀想な姿を晒してしまっていて申し訳なく思っていた。
もちろん、ソックスに対して。
ごめん、ソックス。
今回は、ふわふわな感じでいきたいと思う。
これなら躊躇なく頬擦りできる。
いや、実際している。
ふわふわ。
気持ちいい。
こちらは内側。
我ながら、きれいになめせたんではなかろうか。
ここまでするには、約4日、のべ15時間近く伸ばしている。
まず生乾きの状態から、根気よく伸ばす。
上の写真と見比べると、色、テクスチャの違いが分かって頂けるはず。
こちらは、まだ伸ばし途中である。
端の部分がまだ少し黒っぽい。
これを、あらゆる方向に伸ばし、引っ張り、手で揉み、
時には紙やすりをかけ、仕上げていった。
ちなみに、ペーパーは
#180 → #320 → #600 を使用。
やはり仕上げは#600かな、と。
そこまで細かい番手にする意味があるのかどうかは、知らない。
でも間違いなく、きれいにはなった。
ちなみに、指先、頭部など伸ばしにくかった部分は
ペーパーを重点的に当てることで
他の部分と同程度の柔らかさを得ることが出来た。
現在は、尻尾部分および頭部を縫い合わせ、
お腹、手足はそのままにしてある。
現在まで、数名に見せたところ、
毛並みについては絶賛、しかし顔と手足は 「リアルすぎて怖い」。
という意見がほとんどなので、
誰に見せても 「可愛い顔だね」 と言われるところまでは、何とかしてあげたい。
まさに親心。
これでも当初よりは随分やわらかい顔つきになっているのだが。
いくつかの課題を残し、
ソックスの首巻きデビューには、まだ少しかかりそうである。
その日まで、ソックスシリーズは
つづく。