オランダ語でサクランボ。
先日、実家で
boon kriek を飲んだのだ。
ランビックにサクランボを漬けこんだ、このお酒。
れっきとしたビールではあるが、大人の事情で「ビール」とは表記できないらしい。
5リットルのランビックに1kgのサクランボを1年漬けこみ、
二次発酵させて作るそうだ。
壜も素敵。
飲んでみる。
お!サクランボ!
ビールというよりは、発泡しているワインに近い。
甘い香りと酸味。
あまり冷やさなくても美味しく飲める、しっかりした味。
かなり飲みやすい。
アルコールが入っていないように感じる。
実際、4%しか入っていないが。
「のどごし」や「キレ」を追求したいわゆる日本のビールは好きではない。
しかし、炭酸がきつくなく、ぬるくても美味しく飲めるビールなら大歓迎である。
産地がどこであれ、「味がある」 ビールは大好きだ。
そして 「ぬるくても美味しいビール」 となると、
どこのお店に行ってもある、という訳にはいかない。
私が、一杯目を聞かれて、
「とりあえず生中!」 ではなく、
「・・・じゃあ、芋ロックで。」 と呟くのは、そんなわけなんである。