一昨日の三木金物まつりで購入した両刃鋸であるが、
今日、早速使ってみた。
8時半に会場に着いて、一番に目に付いたのが、この鋸。
9時の開場時間になる前に、準備中のおじさんから購入。
切れる。
めちゃくちゃ切れる。
値段から考えても信じられないくらいの切れ味。
切りながら、思わず歓声を上げてしまったほど。
格安で購入したため多少難ありなのかと思っていたが、
なかなかどうして、期待をはるかに上回る切れ味である。
そういえば、買ったときにおじさんが
「廣田菊次郎っていえば、君らのおじいさんぐらいの大工なら知ってはるわ。
手すきのこんなに綺麗な鋸はもう手に入らんで。
でも今どきは流行らんからなあ。格安にしといたる。持って行き。」
と言っていたのを思い出す。
確かに、鋸身に入った手すきの線(セン目というらしい)は
すっきりしていて美しい。
写真ではきちんと伝わらないのが残念だ。
銘を見ると、たしかに 廣田菊次郎 と。
インターネットで調べてみても、
なかなかに高名な鋸鍛冶らしい。
私はコレクターではないので、名前もきちんと知らなかったけれど、
昔は贋物も出回るほどだったとか。
去年の天然砥石といい、今年の鋸といい、
三木金物まつりとは相性がいいのかもしれない。
何枚もある鋸の中からこれを選んだのは、やはり飛びぬけて美しかったから。
とんでもなく良い買い物をしたのではなかろうか。
たとえ贋物でも、これだけの切れ味があって、かつ美しければ
文句は言いません。本当に格安だったし。
閑話休題。
今日のgoogleトップページは永久保存版です。
素敵過ぎる。
やるな、google。
全国のホネ好きの心を鷲掴み、である。