件の
アナグマ。
顔を見た瞬間、 「ジャック!」 と閃いたため、その場で命名。
冷蔵庫から出してすぐ、精肉にとりかかる。
とりあえず、載せてみた。
貉 on the まな板。
あるいは、俎上のアナグマ。
完全にはみ出している。
当たり前である。
立派なお尻。
驚くほど短い手足。
全てが愛嬌たっぷりだ。
可愛くて仕方がない。
1人で解体したため、途中経過の画像はない。
お見せできないのが残念である。
毛皮を傷つけないように細心の注意を払いながらも、出来る限り手早く皮を剥ぐ。
所要時間、1時間強。もっと速く出来るようになりたい。
過程をとばし、結論からお見せしよう。
友人に 「現代美術の作品のようだ」 とも評された1枚がこちら。
皮を剥いでいる間中、脂身特有の甘くて美味しそうな香りが充満していた。
この脂は煙と相性が良さそうだ。
直火焼きはもちろん、ベーコンや生ハムにも向いている予感がする。
ここから、肉を部位ごとに分けていくのだが、こちらも写真はない。
カメラがジャックの脂でベトベトになるのだけは避けたいからだ。
骨もスープ用に全て取ってある。
アナグマシチューが楽しみだ。
剥いだ毛皮は、出来る限りの脂肪と肉を取り、塩漬けに。
ジャックはソックスの弟分になるのだ。
しかし、どう贔屓目に見てもイタチ科というよりはクマ科であろう。
可愛い。