3歳だったか、4歳だったか。
自宅で父親と一緒に見たビデオ、『COSMOS』。
きっと、何度も繰り返し見たんだろう。
かなり鮮明な記憶が残っている。
それ以来、宇宙にどっぷりはまっている、自称天文マニアの私である。
朝、出勤前の姉と近所の公園にて。
6:50 公園到着。
7:15 鳥たちが異常に騒いでいる。
7:20 雲の多さに はらはらする。風が強い。
7:23 雲が出てきたため、自宅に戻り、映像で観察しようと決意。
公園を出る時、鳥の鳴き声がほとんど止んでいることに気づく。
7:26 帰宅。風がかなり強い。鳥の声はもう聞こえない。TVをつける。
7:28 見えないだろう、と思いつつ、一応自宅ベランダから空を見上げる。
思いがけず、 雲の向こうにうっすら見えた。光の輪っか。
ちゃんと右上から欠けていた。
ちなみに、月食の時は左から欠ける。
何故なら、月は地球の周りを反時計回りにぐるぐる回っているから。
知ってはいたけれど、スケールが大きすぎてよく分かっていなかった事象の一つ。
今日、分かった。
小学校2年生の時、学校に理科専門の先生がいた。
私は物知りのその先生が大好きで、
お昼休みになると、よく1人で理科室に遊びに行っていたのだ。
生き物の話、空の話、恐竜の話。
そして宇宙に興味を示す私に、月の欠け方を絵に描いて、
私が理解するまで丁寧に教えてくれた。
理科を好きになったのは先生のお陰。本当に感謝している。
空を見て、ぞくぞくしたのは久しぶりだ。
まだ、あの頃と同じ気持ちになれる事を知って、嬉しくなった朝であった。